【その8】5年以上治らなかった褥瘡がHMBで完治まであと少し

買って良かったもの

脊髄損傷の人の中で褥瘡ができ苦しんでいる方は多いのではないでしょうか。私も褥瘡ができてしまい5年くらい改善しなかったのですが、陰圧閉鎖療法の治療を受けて傷が小さくなり、自宅でHMBを飲むようになってから各段に改善しました。HMB飲むようになって1年弱でほぼ完治しました。

何も知識がなく病院で一日中座っていたら深い褥瘡がおしりにできてしまいました

脊髄損傷になり、リハビリ病院に入院すると車いすの乗り移りを自分でできるようになりました。動ける範囲が大きくなり、共有スペースのテレビを見に行ったり、各病棟の友達に会いに行ったりと、動き回っていました。

看護師さんや作業療法士さんには、プッシュアップして褥瘡にならないようにと言われていたのですが、1日に1,2回やる程度でした。

1回に3時間くらい車いすに継続して座ることがあり、気づいたときには遅い状態でした。

お尻の骨が当たるところに褥瘡ができてしまったのです。深い穴も開いています。

その後、PTさんから15分に1回、1分くらいのプッシュアップする必要があると知り、そんなにしなければならないのかと初めて知りました。

今では、7,8分に2,30秒プッシュアップしている状態で、褥瘡が悪化することはありません。

お尻の骨があたり、座っているとき常に圧がかかるためほぼ治らない場所

私のできた褥瘡は、お尻の骨があたる部分で、座っているときに常に圧がかかるため場所がとても悪いところでした。最近、ほぼ褥瘡が治ったので、褥瘡専門の看護師さん(ウォックナース)が診察最後の日に「本当に場所が悪かったので、治るなんて思わなかった」と言っていました。

はじめ、褥瘡ができたときは、1,2か月もすれば治るだろうと思っていたのですが、とても甘かったのです。それから治るまでに6年以上が必要となったのです。

褥瘡があるデメリット

どばっしー
どばっしー

褥瘡があると本当に困ったことがあるんだ。

看護師さん
看護師さん

どばっしーは、本当に大変だったからね

褥瘡があるとデメリットは、以下の通りです。

  • 継続して長時間座れない
  • 毎日、処置や洗浄する時間を取らなければならない
  • 遠くまで行けない

褥瘡のできる場所にもよると思うのですが、私の場合、座ると悪い状態になる場所に褥瘡ができていたので、褥瘡専門看護師さんに継続して座るのは1時間までと制限されていました。

そのため、介護タクシーに乗って遠くまで行くこともできなくなりました。本当は、電気針の良い治療院や、脊髄損傷専門ジムなどにも行きたかったのですが、褥瘡のせいで行けませんでした。(今は、移動できますがコロナの影響で行けなくなっています。)

また、褥瘡のケアも毎日必要でした。はじめのうちは、ポケット(穴)もあったので穴に水が出せる注射器型の器具を使って洗浄し、薬を注入し、ガーゼで保護する。洗浄と合わせて20分近くかかっていたかもしれません。それが一日に2回ありました。

脊髄損傷の楽しい生活を目指していたので、褥瘡ケアの時間を少しでも減らせるようになるのを目標にしていました。後からかく二つの方法により、褥瘡がほぼなおってきて、今では、褥瘡のケアも10分くらいを2日に1度で済むようなりました。

病院で処置してもらったり、手術を受けるものの5年間改善ほぼなし

病院に入院している間には、処置を毎日してもらい、薬を塗ったりしていたのですが、やはり場所が悪いみたいで悪化していきました。

病院では、手術も2回しましたが、改善がありませんでした。

本当に、いつまで褥瘡と付き合わなければならないのだろうという気持ちでした。いつ、さらに悪化してしまうのではという恐れがありました。

褥瘡で、足を切断しなければならなくなったり、菌が肺にまで飛んでしまい肺の病気になることもあるということで褥瘡を持つ不安と戦っていました。

陰圧閉鎖療法できる病院に1か月半入院し褥瘡が小さくなる

褥瘡があまりに治らないので、インターネットで褥瘡を治す方法を調べていると、陰圧閉鎖療法という治療があることを知りました。

褥瘡が劇的に良くなるということもあると書いてあり、とても興味が出ました。

陰圧閉鎖療法とは

陰圧閉鎖療法とは、物理療法の一つで、褥瘡の部分全体を閉鎖性のあるドレッシング材で覆い(スポンジみたいなもの)、機械で褥瘡面に陰圧で吸引します。

すると、褥瘡部分が盛り上がってきて、治療が進むというものです。陰圧をかけながら、中から出てくる浸出液も吸うので、褥瘡面が清潔な状態で保たれます。

陰圧閉鎖療法のできる病院を探し入院

自宅から介護タクシーで通える範囲の病院で、陰圧閉鎖療法してくれる病院を探しました。電話していくと、条件に合う病院は少なくようやく一つ陰圧閉鎖療法してくれるという病院を見つけました。

それからすぐに診察を受けて、1か月後に入院になりました。

入院すると、すぐに陰圧閉鎖療法が開始されました。褥瘡部分にドレッシング材を張って機械で吸い上げていきます。先生と褥瘡専門の看護師さんが定期的に見てくれました。

すると、徐々に褥瘡が小さくなっていきました。

保険の関係で延々と治療を続けられないため、1か月半程度で退院しましたが、褥瘡はかなり小さくなりました。4㎝くらいの深さがあったポケットも2㎝くらいまで浅くなっていました。

自宅に帰り筋肉を付けようとHMBサプリメントを飲むと褥瘡が改善

自宅に帰ってYouTubeを見ていると、劇的に筋肉が付くHMBサプリメントの広告が流れてきました。なにやらとても効果がありそうで興味を持ちました。

HMBとは

筋肉や皮膚を作るのにタンパク質が必要で、プロテインを飲むこともあると思います。そのプロテインですが、飲んだとしても、分解されて最終的に筋肉や皮膚になるのはごく一部だそうです。

そのプロテインが最終的にHMBという物質になります。必須アミノ酸の中で筋肉が増えるのに一番重要といわれるロイシン。このロイシンの内HMBに変換されるのは、5%程度ととても少ないです。

HMBサプリメントは、この最終的に変換される栄養素で、直接的に必要な栄養を取れます。

つまりHMBサプリメントを少し飲むだけで、プロテインを何十杯も飲んだ効果があるのです。

HMBを飲んでいくと褥瘡が小さくなってきた

はじめは、筋肉をつける目的で飲んでいたHMBですが、褥瘡にも良い影響を与えました。実際に、褥瘡学会も必要な栄養素として、タンパク質を1.25~1.5g/kcal/日採るといいと言っています。

知らずに飲んでいたHMBが皮膚の褥瘡にも効果を発揮したのです。

ちなみに、プッシュアップによる腕の筋肉痛の軽減にも役立ちました。

自宅に帰ってから1年半で褥瘡がほぼ完治。褥瘡を見てくれるウォックナースも論文に出したいというほど

陰圧閉鎖療法とHMBの摂取により、1年半くらいでなかなか治らなかった褥瘡は、ほぼ完治しました。今は、ポケットは塞がり、5㎜くらいの固い皮膚が取れるのを待つという状態です。

褥瘡専門の看護師さん(ウォックナース)も、「褥瘡の場所が悪かったので、治るとは思わなかった。論文に書きたいくらい」とおっしゃっていました。

HMBは、Amazonや楽天で購入できます。高いHMBもありますが、私は1000円ちょっとで買えるものでも褥瘡には効果ありました。

BULKEY HMB POWERBOOST 90000mg 360粒

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