今回、脊髄損傷の男性向けの収尿器に関する紹介です。収尿器とは、コンドーム型のゴムを男性器につけて尿を収尿するものです。
私も収尿器を使っているのですが、おすすめの収尿器と注意点について紹介します。
収尿器のメリット

収尿器のメリットは、2つあります。
という2つのメリットをお伝えしましたが、ちゃんとした収尿器を選ばないと、これらのメリットはひとつもなくなってしまうので注意が必要です。
後から説明しますが、あるメーカーの収尿器を使わないと、尿が漏れてしまい、おむつを使った時よりも褥瘡などへの悪影響が出てしまいます。
メーカーによっては、おむつよりも収尿器のコンドーム部分が高価になり、コスト的には高くなってしまうことがあります。
いくつか注意点を解決しながら、私は使っているので、その点についてお伝えしていきます。
コンドーム部分に粘着力のある収尿器は必須

コンドーム部分に粘着力がある収尿器でないと、使っていて漏れてしまいます。
その理由は、男性器が尿を出した後に小さくなってしまうからです。
多くのユリドームなどは男性器に収尿器を取り付けて、ゴムバンドで締めるだけで固定しているものがあります。(この見出しの画像にあるユリドームがそうです。)
私は病院で何回か使ったことがあるのですが、ゴムバンドで閉めてるだけだと、尿をした後に極端に男性器が小さくなるので、収尿器と男性器との間に隙間ができてしまいます。この状態で、また再び尿が出た時に漏れてしまうのです。
私はこのゴムバンドで固定するタイプを病院で数回しか使ったことがないので、もし日常使っていて問題ない方がいらっしゃったら、情報をいただけると助かります。
私は、ゴムバンドタイプは、尿漏れがありました。
ホリスター社のインビューカテ

尿が出た時に、男性器が小さくなり収尿器との間に隙間ができてしまうという問題は、ホリスター社のインビューカテで解決できます。
ホリスター社のインビューカテは、コンドーム部分に粘着力があり、男性器にぴったりと密着します。
そのため尿が出た後に、男性器が小さくなったとしても、一緒にコンドーム部分が貼り付いてくれるので、隙間ができません。
ホリスター社のインビューカテであれば、この収尿器の問題を解決できます。
ホリスター社のインビューカテの問題点

私はホリスター社のインビューカテを利用していますが、問題点は2つあります。
1つは、価格が高いということです。消耗品であるインビューカテは1つ200円ぐらいします。コストからすればおむつの方がはるかに安いです。
大体一つで半日ぐらいは使えるのですが、コストから考えれば尿取りパッド6回吸収1個分くらいなので、割高です。
私はありがたいことに、市から収尿器の補助金が出ているため無料で使えています。もし自己負担で買わなければならないのであれば、諦めています。
ご興味のある方は、お住まいの市区町村に収尿器の補助が出ないか聞いてみて下さい。
ホリスター社のインビューカテの問題点の2つ目は、収尿器が外れることがあるということです。収尿器のコンドーム部分に粘着力があるのですが、使っているうちにその部分の粘着力が弱まっていきます。
そうすると尿が出た時に、尿の勢いで収尿器が外れてしまうことがあるのです。
これまでも何度も私は、収尿器が外れてしまい、おむつやズボン、ベットが濡れてしまうということがありました。
ホリスター社のインビューカテをうまく利用する方法

ホリスター社のインビューカテを買ってうまく利用する方法は、常にチェックするということです。
コンドームの粘着力が弱まっていないか、常にチェックします。
それはただ目で見てチェックするだけではなく、引っ張ったり、指を入れて貫通しないかどうかチェックします。
そのチェックで多少粘着力が弱まることありますが、外れてしまうよりかはましです。
チェックして穴が開いてしまったり、外れてしまうことがあったら、そのインビューカテを外してしまいます。このチェックを厳しくすることで、収尿器によるトラブルは減ってきています。
この方法で私は、今後もホリスター社のインビューカテを使おうと思っています。
ただしホリスター社の収尿器は不具合も多いため(はじめから粘着力がないなど)、今後の改善を期待したいと思います。
ご興味のある方は、無料お試しを届けてくれるので、試してみてはいかがでしょうか。
インビューカテは、複数のサイズがありますが、おすすめは、一番小さな25㎜です。私の男性器は、大き目で、勃起しているとき少しきついですが、それでも一番小さいサイズがおすすめです。
それは、数十個試して分かったことですが、大きいサイズのインビューカテは、粘着の液がなぜか小さいサイズと同じ量しか塗られていないので、外れやすいです。
小さい25㎜や29㎜の方が外れる確率が少ないです。
まとめ

今回は私が、使っている収尿器の紹介をしてきました。
数回しか使ったことがないですが、コンドームに粘着力のない収尿器は使わない方がいいと思います。
それは、尿が出た時に男性器が小さくなり、収尿器から外れてしまうことがあるからです。収尿器を使っていて、一番困ることは、尿が漏れることです。
なので私が調べた範囲の中では、粘着力のあるホリスター社のインビューカテしか選択肢はないかと思います。
ホリスター社のインビューカテは、もう一つ気をつけなければいけないことがあります。
それは、夜寝てる時には使えないということです。
収尿器の尿を収尿する袋が、逆流防止の構造になっています。
そのため尿が出た時に、管の部分で空気を抜かないと、中まで尿が通っていかないのです。
つまり夜の間寝たまま収尿器に取り付けていると、逆流防止の部分がストッパーになってしまい尿が詰まってしまいます。
そしてコンドーム部分が外れてしまい、はずれて尿が漏れる可能性が高いです。
なので私は、夜はおむつを使うようにしています。
私が収尿器を使っているのは、市から補助金が出ることと、褥瘡に尿がまわらないで済むこと、そして、おむつを使わなくて済むという点です。
私のような同じような条件が重なっている人は、ぜひ検討してみてください。
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