今回は脊髄損傷の便のコントロールについて、説明していきたいと思います。
脊髄損傷の方の多くの方は、排泄が自分でできないかと思います。私もそうで、週に2回看護師さんに浣腸してもらってようやく排泄ができています。
その時に、気をつけることについて書いてきたいと思います。
浣腸のケア

排泄するための浣腸のケアで大事なことは2つあります。
この2つがとても大切です。
特に私は父親と二人暮らしなので、浣腸による便が後から出てしまうと、父親が便の処理をすることになります。
父は高齢のため、お互いにストレスのかかる作業になります。
私は、いかに浣腸をして看護師さんのケアが終わった後に、お通じが出ないかということをずっと考えていました。
浣腸液が腸に残らないようにする

浣腸液は、いっぺんに全部入れたり、半分ずつ入れたりするのが一般的かと思います。
しかし私の場合には、看護師さんにお願いして5、6回に分けて(多いときは、もっと分けて)入れるようにしてもらっています。
それは最後に浣腸液を入れて、腸内に浣腸液が残っているとケアが終わった後に便が出てしまうことがあるかです。
浣腸液を入れたら、便と共に浣腸液が全て出ている状態をいつも毎回作っています。
そのために少しずつの浣腸液を入れて、様子を見ながら入れるということをしています。
腸の状態が変化する

腸の状態が変化しているので、その都度様子を見ながら行ってきます。
浣腸液に敏感な時には数滴入れただけで全てのお通じが出る場合があります。一方でつい最近は、浣腸液に腸が強くなってしまい、全部で300ミリぐらい入れてようやく出るとということがありました。
なので毎回浣腸の量は、お通じの出具合いを見て入れる量を調整しています。
普段はヒーリングで腸の状態を良くする

私の場合はヒーリングをができるので、常にヒーリングしています。
腸が活発に動くようにエネルギーを送っています。
ヒーリングの効果はかなりはっきりと現れて、ヒーリングを良くするとお通じは早く出ます。
一方でヒーリングをサボっていると、お通じが出にくいということがよくあります。ヒーリングはできないという方は、腸のマッサージするといいでしょう。
聴診器の購入

腸の状態を見てヒーリングするのに、聴診器を購入しました。
看護師さんに相談したところ1000円以下の安い物でも十分聞こえるということだったので、1000円以下のものを購入しました。
私の場合ヒーリングするので腸の状態の悪い所に集中的にヒーリングするようにします。実際にやってみると、動きが悪い部分にヒーリングすると、動くようになります。
その他の活用方法としては、腸の状態を把握し、あまり動いてない部分を集中的にマッサージすればいいでしょう。
まとめ

私は腸の状態が敏感の時と、浣腸液に強くなっている状態があります。最近は浣腸液に対して強い状態ができたので、ある程度浣腸液を入れても後で出ることはありません。
しかし浣腸液に対して敏感だった時には、本当に少しでも最後、腸内に浣腸液を残してしまうと、ケアの後からお通じが出ることがありました。
腸の状態が敏感な方は、少しずつ浣腸液入れるということをやってみてください。
そして逆に浣腸液を入れてもなかなか出ないという方は、下剤も併用するといいでしょう。私は浣腸液を入れた日以外は、下剤を2錠か1錠飲んでいます。
下剤もあまり飲みすぎると、お通じが出たことがありますのでこちらも調整が必要です。
また入院した時に気づいたのですが、ある程度腸内に力が入ることはわかっています。浣腸して、摘便してもらった時に、自分でお腹に力を入れると、お通じが出ることがあります。
浣腸と摘便の回数を減らせるので、自分でお腹に力を入れるということもやってみてください。
お通じと尿は、脊髄損傷者の共通の悩みだと思います。
少しでも参考になれば嬉しいです。
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