今回は脊髄損傷の方が効果的に便を出す方法を、お伝えしていきます。
私は、便が出にくい体質なので、脊髄損傷で便に悩んでいる人には、参考になるかと思います。
そして自分で摘便し、排泄できない方は、看護師さんのケアがおすすめです。
看護師さんにケアをお願いするメリットも、お伝えしていきます。
脊髄損傷の人が、効果的に便を出す方法

脊髄損傷の人は、排便障害があるかと思います。
私ももちろん排便障害があり、自分で排泄できません。
そのため、週に2回看護師さんに来てもらい、浣腸と摘便をしてもらっています。
私の腸はあまり優秀でなく、とても看護師さんに迷惑をかけています。
しかしこの5年間でなんとか、前よりかはよく出るようになってきましたので、内容を伝えていきたいと思います。
基本は浣腸と摘便

基本は浣腸と摘便により、排泄します。
最近では、浣腸だけでは出なくなってきたので、下剤も前々日と前日に飲んでいます。
下剤も浣腸液もあまり使いすぎると、予期しない時にお通じが出てしまうという問題があります。
そこでうまくコントロールするために、浣腸する量や下剤の量は調整しています。
私の腸は、時期によって変化するのでこれといった方法をお伝えはできません。
しかしある時期は、浣腸液が最後終わった後に、腸内に残ってしまうと、その日の夜にお通じが出るということがありました。
そのために、看護師さんには浣腸液を本当に少しずつ入れてもらい、様子を見ながら入れるということをしてもらいました。
具体的には60ミリの浣腸液のうち20ミリぐらいを入れます。
そして何回かに分けて、浣腸して、だいたい予定の量だけお通じが出るようになってきたら、入れる浣腸液を減らしていきます。
大体1日に10回ぐらいの浣腸を分けて入れているかと思います。

褥瘡で入院した時に、同じ方法を看護師さんにお願いしたら、病院には人がいないので無理と言われました。
訪問看護だからできていることかと思います。
下剤の飲むタイミング

下剤の効き具合というのは、人それぞれ反応が違うかと思います。
私の場合は、下剤を飲んで半日から一日後に効果が出てきてます。
そのため浣腸する前前日の夜に1錠飲んでいます。
そして浣腸の様子を見て調子が悪い時には、前日の夜にさらに1錠飲んでいます。
私の場合は、下剤を飲むと浣腸した時の反応が全く違います。
もし浣腸だけで、なかなか出ない方がいるのであれば下剤はお勧めです。
逆に下剤だけで、全てのお通じを出すことは私の場合には無理です。
下剤をたくさん飲んで、お通じが出てしまうことがありますが、それでも少し量が出るくらいです。
3日分、4日分まで溜め込んで、お通じを全て出すにはやはり浣腸が必要です。
排便ケアは、看護師さんと楽しい時間を過ごす

排便ケアは、1時間から1時間半の時間がかかります。
せっかく看護師さんが来て頂いてるので、話をしながら、楽しい時間を過ごそうと思っています。
看護師さんによって、相性の良い悪いはかなりあります。
相性のいい看護師さんの場合には、ケアの間中笑っている感じです。
私のお願いしている看護ステーションは、看護師さんが担当制ではありません。
6人の看護師さんが、代わる代わる来て頂いています。
そして、私と相性のいい看護師さんに、多く入るようにお願いしています。
1ヶ月のうちの4割ぐらいは、その相性のいい看護師さんに来て頂いています。
YouTubeなどで見ていると、脊髄損傷の方の自分で摘便をしている方がいると聞きました。
羨ましいとも思いますが、摘便にやはり1時間や2時間がかかることがあるみたいです。

それだけもし時間ある方がいるならば、看護師さんにお願いしたほうが私はいいと思います。
市の福祉サービスを使えば、無料かかなり安い値段でケアしてもらいます。
脊髄損傷の方は、なかなか家の人以外と話す機会がないと思いますので、看護師さんと話す機会は貴重な時間です。
私は、その相性の良い看護師さんと会うのをとても楽しみにしています。
1ヶ月のうちの数少ない楽しみのひとつです。
アナルプラグというお尻に栓をするもので、お通じが出てしまうのを防ぐ

YouTubeで脊髄損傷のMACOさんという方が紹介していた、アナルプラグというものも気になります。
こちらはタンポンのような形になっていて、お尻の穴に栓をするというものです。
私は、下剤を飲みすぎるとお通じが出てしまうことがあるので、これは良いのではないかと思いました。
先ほど先生に相談したところ、保険適用のものもあるかもしれないということで、調べていただいているところです。
MACOさんの紹介した商品は、20個で6000円ぐらいの値段だったかと思います。保険適用ではないようです。
【まとめ】効果的な排便ケアの方法

効果的な排便ケアの方法についてお伝えしました。
脊髄損傷の方は、排泄障害があり、悩みの一つなのではないでしょうか。
しかしうまく下剤や浣腸液という薬を使っていけば、一週間のうちに何回かだけ頑張れば済みます。
そして看護師さんに来ていただけるようになれば、話をでき、とても楽しい時間を過ごせます。
私の場合は、普段生活している中で、その相性のいい看護師さんに何を話そうかたくさん考えています。
1ヶ月のうち最も笑っているのは、やはりその相性の良い看護師さんと会っている時間です。
脊髄損傷の方は、家の中にこもりストレスもあるかと思います。
看護師さんのケアやリハビリやヘルパーさんとの会話で、ストレスを解消していくのも一つの方法でしょう。
脊髄損傷の方の、排便や浣腸の効果は人それぞれ違うかと思います。
全く違った方法をやっている方がいらっしゃったら、コメントなどで教えていただけると嬉しいです。
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